30 Dec 2005

チャレンジする人へ

アイセック後輩(Blog)の知人から紹介された全盲のヴァイオリニスト&アスリートである白井崇陽(しらい・たかあき)という学生が、来年9月にオランダで行われる身体障害者陸上競技世界選手権の出場権を得た。ただ、かかってしまう諸経費の負担が大きくて大変なようだ。

白井さん当人にお会いしたことはないが、彼に面識があり彼のことを紹介してくれたアイセックの後輩は確実に信頼できる人間だと僕は太鼓判を押せる。ぐぐってみたが、余りインターネット上に情報がないので寄附しても「絶対に」大丈夫とは言えない(そういった対応ページはないので、寄附報告とかがあるとかは分からない)けど、寄附をしなくても、ここなり後輩ブログにトラックバックをして自分のブログで紹介して、多くの人の目に触れるようにするだけでも、それなりに意味があるかと思う。ブログってそういう可能性のあるメディアでは?ちょっとよいことしてみませんか。

以下、彼の通う桐朋学院大学の先生の日記より抜粋。
来年9月にオランダで行われる身体障害者陸上競技世界選手権の出場権を得た。今までも、年間3万円の部費でほとんど自腹を切って合宿や試合に臨んできたが、少々事情が違ってきた。
健常者の競技は、国からの補助がありほとんど自腹は痛まない。しかし、身体障害者の競技は、国からの補助がごく僅かで、今回の世界選手権のエントリーフィーだけでも二人で50万円かかる。それに、来年から強化指定選手ということで、強化合宿にも自費で参加しなければならなくなった。あれやこれやで非常にお金がかかるようになってきたので、白井嵩陽を応援する募金を募りたいと思います。応援してくれる方は、下記口座にいくらでも結構ですので募金をお願いします。
みずほ銀行  調布仙川支店  普通口座 2332949口座名義  白井嵩陽(シライ タカアキ)

2005年は

2005年を振り返って、印象的だったことを徒然と。

1月:中国ひとり旅(上海・北京・長城)でリフレッシュ、就職活動本格化
2月:最低限の試験をパス(16単位)、1社から内定を得て就職活動終了
3月:アイセックの総決算を終え、後半はのんびりドラクエ8なぞ
4月:大学授業に入学後初めて本腰(当初目標は夏40単位)、アイセック引退
5月:当ブログ再開、勉強と読書と同学年の友人との飲み会
6月:ブログ更新と読書三昧(町田康の乱読)、大学から若干遠ざかる
7月:山陰ぶらりひとり旅(松江・出雲・鳥取)、古都で内定先のトレーニング
8月:解散総選挙が決まりゼミ原稿着手、ぼちぼち試験勉強といいつつ読書
9月:ひたすら試験をパス(結果32単位取得)、アイセック年次報告書の作成
10月:アイセック選管@大阪、バイト先で尊敬するコンサルタントと仕事、英語
11月:自動車免許取得開始、バイトに本腰を入れつつ読書(政治・労働問題系)
12月:大学復帰、バイト先への貢献に注力、初オンラインバンキング・クレジットカード

ゼミと英語と自動車免許以外は、割と順調に楽しい一年だった。んで、残り3ヶ月で大学を無事卒業し、ゼミ原稿を完成させ、自動車免許を取得すれば万々歳。後は、もう一回国内と国外でひとり旅をして「ソウル・サーチ」wでもしてきましょう。

あ、引っ越しもあった。残り3ヶ月も、結局は最後までどたばたしそうな予感がする。「(大学生活最後まで)平穏は似合わないよ」と言ってくれた友人は正しかったか。入社後の目標は、3月末にでも。それでは、(本年は大変お世話になりました。どうぞ)よいお年を(お迎えください)。

29 Dec 2005

コミュニケーションと政治/プロフェッショナル広報戦略(著:世耕弘成)とドキュメント 戦争広告代理店(著:高木徹)の比較から

「いくら中身が良くても、伝わらなければ意味がない」という当たり前のことを、
政府と国政選挙において実践した議員の本。



この本(プロフェッショナル広報戦略)自体は、今まで広報不在だった政府・政党にしごく当たり前の広報(これ自体は目新しい内容ではない)を埋め込んだ本人による文献として意義があると思う。
以下、最終ページからの引用。
 どんなに立派な政策だろうが、それを国民に理解してもらい支持される作業が重要なのである。そして最終的には選挙を通して与党としての信任を得なければ、政策を実現できないのだ。中身がきちんとした政策であるのは当然として、国民、社会とのコミュニケーションが政治の本質と言っても過言ではない。
これは至極真っ当なことを言っていて納得できる。ただ、一抹の懸念がぬぐえない。

大前提として、国民が政策を理解できるとしていると思う。僕の懸念は、果たしてそれが可能なのかということ。国民の能力的に可能かというよりは、物理的に可能か(モニタリング・事後チェック可能か)という懸念。もし「できない」としたら、実質には一方通行(政治→国民→投票→政治)の「広報」は、コンセンサス形成の手段として堕してはしまわないだろうか(むしろそれが本質と捉えるべきなのか)。

この例が妥当かは分からないが、ドキュメント 戦争広告代理店にあったような例が思い出される。旧ユーゴ紛争において、セルビアが「民族浄化」「強制収容所」といったキーワードにより「悪役」のレッテルを貼られた背景には、セルビアと対立していたボスニアをクライアントとしていた米国PR会社がいた。国際世論が紛糾し、「事実」として認識されてしまった後で、「ある事象がないことを証明する」という不可能な立場に立たされたセルビアは結局情報戦に敗けた。



ああ、ここで懸念しているのは、僕が本質的だと無意識に考えている「中身」の議論が空に離散して、フレーズの快活さや(抽象的な意味の)パッケージの美麗さという情報戦に陥ってしまうのではないかということなんだろう。そして、それをヘッジする仕組みは、現在のところ政策実施者の善意に委ねるしかないのではないか。

何はともあれ05年度総選挙は、日本における選挙マーケティングの、ターニング・ポイントになる選挙であったことは間違いない。今後国民が、どのようにして政策を見極め、モニタリングする目を養っていくのか。もしくは、そのようなことは不可能だと捉えて、一連の政策立案・実施・報告を確実に成し遂げてくれそうな人を見抜く目を養う方向性が現実的かつ一般的な感覚なのかもしれないなぁ。

とここまで考え谷口先生が「小泉首相の示したコミットメントに有権者は投票した」というような
意味合いのことをおっしゃっていたことを思い出した。じゃぁ、「演技のコミットメント」と「真剣のコミットメント」をどう見分けよう?

28 Dec 2005

人口減=フロンティア?

人口の自然減が始まった。といっても社会増=海外からの移民があるから、厳密に
「人口減」が始まった訳ではない。あくまで、自然減:出生数-死亡数<0

この環境にある意味、ワクワクすると言っては過言なんだろうか。

世界人口が単年度1%増加を100年間続けたとしたら、単純な複利計算で2.7倍になる。どころか、万が一1960年代のような2%増加を100年続けたら、7.2倍にもなる。とてもこの地球が追いつく気がしない。

巨視的に見て、どっかで人口は収束しない※といけないはず。例えば、地球のキャパが100億だとしたら、人口モメンタムがあるので収束に至る時間を加味して、残された時間はあまりない。さらに土地的なキャパシティの問題だけではなく、エネルギー的な問題もある。先進国の人間は、途上国の10倍以上の消費をしている。
 ※あえて「させない」ではなく「しない」と書いたのは、人口を政策的に
  コントロールしようとする発想に、ナイーブな違和感を感じているから:-(

こういった環境下において、10億年後くらいにまた再び偶然生まれた知的生命体に解読されるのではなくて人類史が残っていくためには、「先進国に於ける人口安定モデル」、すなわち、人口が均衡もしくは減少する環境下での国家・社会運営モデルを描くことは未だ人類が誰もなし得ていない「フロンティア」と言えるのではないだろうか。日本の政策環境は、まさにその「フロンティア」に面していると思う。

国家が旗を振って「子を産め」というのもどこか違和感がある。それは、「誰の」幸せを考えた上での施策なんだろうか。大声で騒ぐ必要は、ないんじゃないのか。

24 Dec 2005

WINTER SONG

5年振りの自宅クリスマス。親ともデタント。世の中にもメリークリスマス。

I hope all fears and wars on the surface of this planet come to a holt and
want all to be able to share everything they see, the way they feel...

I like this song and this lyrics.
The dust is gaining ground, lights flicker all around
And as I walk the lonely streets, the snow is falling ever faster
Look into the sky, I wonder where you are
The way you came into my life, filling every day with laughter
Almost blinded by the snowflakes on my face
Despite the chill, I feel the warmth of your embrace
Intoxicated now, I stagger like a fool
I feel that surely I could float away...
I want to show you everything I see, the way I'm feeling
I need to be with you tonight, to hold your arms around me
My love for you is deeper than the deepest snows of winter
The greatest gift I ever had was you
This sparkling crystal world, this magic winter land
If I could share it all with you, and make-believe forever after
Like a blanket over everything in sight
In the hush, I hear the silence of the night
The snows has covered all the streets we walked along
I hope you still remember me tonight...
I want to show you everything I see, the way I'm feeling
I need to be with you tonight, to feel you all around me
My love for you is deeper than the deepest snows of winter
The greatest gift I ever had...
Can't remember feeling this way before
Do you know, do you understand what's going through my heart
Well the way that I love you, I just hope you feel it too
Tonight, wherever you are...
I want to show you everything I see, the way I'm feeling
I need to be with you tonight, to hold your arms around me
My love for you is deeper than the deepest snows of winter
The greatest gift I ever had was you
It was you...
This is my song for you...

P.S. I was surprised when I looked for "embrace" at SPACE ALC:-p

19 Dec 2005

素晴らしきシステム哉

アマゾンマーケットプレイスの古本の品揃えがよいので、ついつい注文してしまう。

見事に美しいシステムだなぁ、と思ってプレスリリースを見ていたら、年間売上は全世界で17.5億ドルを超えているのか。伸びに伸びているし、発想を技術が見事にサポートできていて、エンド・ユーザーも見事にハッピー(すくなくとも自分は)で北海道や大阪の人から古本が届く嬉しさよ。さらに、すぐに届けてくれるクロネコヤマトのメール便にも感謝。

美しくかつリスペクトできるシステムたちに、恩恵を受けております。感謝。

最近のマイ・インタレスト・フィールドとして注文した本達はこちら;

ちょっと社会学系統に偏りすぎている気がするが、まあよいかと。
政治参加
投票行動
橋爪大三郎の社会学講義




雑誌?

Mr.Fから回ってきた(思うに、こういったバトン系が気付く範囲で初めて回って
きた気がする)バトン。初体験。。。

■よく買う雑誌は?
選挙系の話題が出ていると「論座」とか。ああ、そういえば町田康の小説が「新潮」新年号に載るんだっけ。買っとこうかなぁ。アイセック現役時代はよく「Think!」買っていた。結局半分くらいは買ったかと。「HBR」は高いので、二冊くらいしか買っていない。ただ、気に入ったarticleのコピーは家に大量にある。まとめてアイセックに寄付しようかな。
■毎月何冊くらい買う?
最近はゼロ。ここ数年だと、四半期に1冊くらいでせうか。
■毎月どれくらい雑誌に使ってる?
よって、いいとこ月500円くらいです、はい。
■今部屋に何冊雑誌がある?
親父からお下がりで振ってくる日経ビジネスが多いので15冊くらい。とりあえず目に付いてもの悲しかったのは、Tarzanの腹筋特集。夏前に買ったやつだが結局効果なしか。。。
■前は読んでたけど読まなくなった雑誌は?
前述の通り「Think!」「HBR」。さすがに経営系のコンセプトからはちょっと距離を置いています。応用できるフィールドがなきゃ面白くないし、何よりどうせ来年から経営最前線のコンセプトに好きなだけ触れられるわけだし。
■バトンを受け取ってくれるお友達5人
海外組で。インド・ルーマニア・ウガンダあたりかな。他の大学生ってどんな雑誌読んでいるんだろうねぇ。あ、そういえばスピリッツ・ヤンジャン・ビッグコミックオリジナル等は立ち読みで必読ですが。漫画ラブ。

18 Dec 2005

言葉が出てこない

"On the tip of my tongue"という意味ではなく、偏屈になっているなぁと。もうちょい素直になれないもんかねぇ。最近ブログの筆?が進まないのも、そこらに原因があるのではないかと。

今は、外に表現するよりも、内で考える時期のようで、だけど外に表現を求められる機会が多くて。そんな日々。またふらり1人旅にでも行くかぁ。次は東北かな。

不偏でも普遍でも不変でもありたくない。
偏っていたいし、変な人でいたいし、変化していたい。

でも、誰かには理解していて欲しいと思うことは、傲慢なんだろうか。

8 Dec 2005

備忘録

Articles which I want to update soon.

・ゼミインタビュー「首相番記者から見た小泉首相」
・自民党50周年記念総裁・官房長官講演会リレー「小泉純一郎総裁講演会」
・クラスター分析の醍醐味(URL
・「多元化する「能力」と日本社会―ハイパー・メリトクラシー化のなかで」※
・「なぜあなたは不幸なのか」(URL
・経営における覚悟と強い意志(雑感)
・経済産業省講演会「経済構造改革」